今回は水族館で人気のサメ、ジンベエザメについてまとめていきます!
ホホジロザメと並んで、最も知名度が高いサメの一種なのではないでしょうか?
▼ホホジロザメが気になる方はこちら
ジンベエザメの特徴、大きさ、寿命、食べ物などなど気になる部分を紹介していきたいと思います。
ジンベエザメってどんなサメ?
ジンベエザメは地球上で1番大きなサメ、というか1番大きな魚です。魚類の中で1番大きいという事ですね。
子供の頃はその大きさから哺乳類だと思ってましたが、このスケールでもイワシと同じ魚なんですよね。
日本でジンベエザメを見ることが出来る水族館は割とありますが、中でも美ら海水族館と海遊館が有名なのではないでしょうか!
ジンベエザメは非常におとなしくゆっくり泳ぐため、人間に害を与えたりはしないサメとしても有名で、ジンベエザメと泳ぐツアーなどもあったりしますね。
こんなに大きいジンベエザメですが、群れで行動したりするのでしょうか?
ジンベエザメ:基本情報
- テンジクザメ目ジンベエザメ科
- 学名:Rhincodon typus
- 英名:Whale shark
- 分布:世界中の熱帯,亜熱帯,温帯海域
- 大体60cmで生まれ、12mほどになる。
- 基本的に単独で行動する。
- 人間への危険性は低い。
- 食べ物はオキアミを含むプランクトン,小魚,海藻,頭足類など
日本の名前の由来は、体の模様が「甚兵衛羽織」に似ているためジンベエザメ。英名はその大きさから「ホエールシャーク」と名付けられています。確かにほぼクジラですよね。
全長は大体12m前後ですが、最大20m近い個体も確認されています。
体重は約20トンにも及ぶのだとか。(例:小さいアフリカゾウ6~7頭くらい
主に外洋の表層海域に生息していて、ジンベエザメ科はジンベエザメ1種しかいません。
悲しいですが、海の表面近くをゆーっくり泳いでいるので、船と衝突する事故も多発しているんですよね。
IUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧種に指定しています。
その他昔行われていたフカヒレや魚油を得るための人間による乱獲や、温暖化、海洋汚染などが原因としてあげられます。
個体数が減ってきているのは寂しいですよね。
ジンベエザメは何を食べるの?
ジンベエザメの主食はプランクトンです。こんなに大きいのに小さな小さなプランクトンを食べるんですね。
食べ方は、口を開けたままゆっくり泳ぎ、とりあえず海水ごと吸い込むというワイルドなスタイル。
オキアミというエビに似た3~6cmほどのプランクトンや、小魚、イカなど動物性のものを食べるほか、海藻など植物性のエサも食べています。
それにしても海水ごと吸い込んで上手く食べられているのでしょうか??
食べ方の仕組みは?
ジンベエザメは海水中に紛れ込むプランクトンなどを、鰓耙(サイハ)と呼ばれる毛状の器官でキャッチし、エサだけをろ過して飲み込むことができます。
エサをろ過した後の海水は、体の横にあるエラ穴から出ていきます。
普段は海面付近をゆっくり泳ぎながらエサを食べていますが、エサが集まった場所があると立ち泳ぎをしてその場所の海水ごといっきに吸い込んだりするそうですね。
しかし悲しいことに、こういった食べ方をする為、時にゴミも吸い込んでしまうことがあります。
人間の捨てたゴミにより、ジンベエザメや他の生き物達の体を傷つけているんです。
ゴミはゴミ箱へ。この簡単な日常の取り組みが、回りまわって海の生物との共存に繋がっているんですね。
ジンベエザメの寿命は?
最近までは人間と同じように70~80歳まで生きるのではないかと言われていましたが、ここ数年で100年以上、もしかすると130年以上生きるのでは?と、研究が進んでいます。
ちなみに世界一大きい哺乳類であるシロナガスクジラも同じくらい生きます。
結構長生きしますよね!もしかしたら自分と同期のジンベエザメもいるかもですね(笑)
ジンベエザメは大体60cmほどで生まれ、20~30歳ほどで成熟しますので大人になってからが長いんですね!
ジンベエザメの豆知識
さてさて大きくてマイペースなジンベエザメですが、他にどういった特徴があるのでしょうか?
一度に300匹ほどの子供を産む
卵胎生であるジンベエザメはお腹の中で卵をふ化させて、ある程度成長したら子供を外の世界へ生みだします。その数なんと約300匹。スケールが違いますね。
卵の時は安全に過ごせ、それなりの大きさになると生まれてくるので生存率が高くなるのが卵胎生のメリットですね。
体の模様はそれぞれ違う
ジンベエザメといえば体の斑点模様が特徴的ですが、個体によってそれぞれ模様が違うみたいですね!
似たようで少し違う、メーカー違いの甚兵衛を羽織っているみたいですね。
目には小さな歯が生えている?
よく意味が分かりませんが、どうやらジンベエザメの目には約3000本の小さな歯が生えているそうです。
正確にはウロコみたいですが、サメのウロコは人間の歯と構造が似ているため歯が生えていると表現しているんですね。
要するに、目を物理攻撃から守っているということですね。
さらにジンベエザメは目を奥に引っ込めることが出来るのだとか。
意外と目の機能が多いジンベエザメでした!
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