今回は集団で眠るかわいいサメ、ネムリブカについてまとめていこうと思います!
現在世界中には約500種類以上のサメが発見されていますが、こんなにかわいいサメもいるんだ!と思わせてくれる、ダイバー人気もかなり高いこのネムリブカ。
この記事ではそんなかわいいネムリブカの秘密、特徴などをまとめていきたいと思います!
ネムリブカってどんなサメ?
ネムリブカをざっくり説明すると、夜行性でじっとしていても呼吸ができ、身を寄せ合って眠るかわいいサメです。
日本にも生息しており、ダイビングで出会えば一緒に写真が撮れてしまうほど身近なサメです。
サンゴ礁に身を寄せ合って休憩する姿はなんともかわいらしいですね!
それではネムリブカの名前の由来や基本情報を見ていきましょう!
▼ブカと呼ばれる理由についてはこちら
ネムリブカ:基本情報
- メジロザメ目メジロザメ科
- 学名:Triaenodon obesus
- 英名:Whitetip reef shark(ホワイトチップ リーフ シャーク)
- 分布:太平洋,インド洋の熱帯・亜熱帯海域。日本では南西諸島他。
- サンゴ礁、岩場などに生息。
- 食べ物は硬骨魚類、甲殻類、頭足類など。
- 夜行性。
- 日中は数匹で集まって休息する。
- 泳がなくても呼吸が出来る。
- 背ビレ、尾ビレの先端が白い。
ネムリブカは主にサンゴ礁に生息しているため、綺麗な水質を好むサメです。
夜行性のため、日中は岩陰やサンゴに隠れて群れで眠っていることが多いです。
吻(ふん)は短く平らで幅が広く、目は楕円形で猫のように瞳孔が縦にひらいているのが特徴的ですね!
吻(ふん)とは動物の口先のこと。突出している部分。
海底からあまり離れない為、泳いで狩りをするタイプではありません。
主に水深約40mくらいまでに生息しており、最大全長が大体1.6mとされています。
IUCN(国際自然保護連合)が準絶滅危惧種に指定しているネムリブカですが、現在はダイバーに人気の高いサメとして愛されています。
ネムリブカ:名前の由来は?
ネムリブカ:和名の由来
日本ではネムリブカと名付けられていますが、その名の通り、集まってじっとしている姿が寝ているように見えるので「眠り=ネムリ」と名付けられたそうです。
サメはフカやワニと呼ばれていたことから、ネムリザメではなくネムリブカと名付けられたんですね。
ネムリブカ:英名の由来
ネムリブカの英名はWhitetip reef shark(ホワイトチップ リーフ シャーク)です。
ホワイトチップはネムリブカの背びれと尾びれの先だけ白くなっていることから、リーフはサンゴ礁からきているそうです。
意外とシンプルでしたが、日本と海外じゃ見方が違うんですね~。
ネムリブカの豆知識
泳がなくても呼吸が出来る?
そもそもサメには遊泳性のサメと、そうでないサメがいるのをご存じでしょうか?
遊泳性のサメというのは、マグロやカツオと同じで泳いでいないと呼吸が出来ないサメのことです。止まってしまうと死んでしまうんですよね。
そうでないサメはいわゆる待ち伏せ型のサメと呼ばれており、噴水孔という器官から水を取り込み呼吸が出来るため、その場に留まることが可能なんです!
そのためみんなで集まって眠る事も可能なんですよね。
▼遊泳性のサメと待ち伏せ型のサメを詳しく書いている記事はこちら
産まれた場所からあまり遠くへ行かない
サメの中には、何千キロも離れた場所に移動するサメもいますが、ネムリブカはわずか数m~数kmの間で生活しています。
なんなら一狩り終わると、昨日とまた同じ住処に戻ってきたりするんですよね!
この広大な海の中を、一つの場所に定住し生きていくところもネムリブカのかわいい所ですね。
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