
今回は世界最強のサメ、ホホジロザメについてまとめていこうと思います!
サメといえば?と聞かれると、大体の人はジンベエザメかホホジロザメを思い浮かべるのではないでしょうか?そのくらい有名で、最も危険で凶暴なサメといっても過言ではないと思います。
しかし、こんなに強いホホジロザメにも天敵がいるんですよね!その辺も含めて紹介していきたいと思います。
ホホジロザメってどんなサメ?

ザ・サメ、サメと言えば、サメ会のドン、そんな所でしょうか。有名なサメです。
このホホジロザメこそ、映画「ジョーズ」のモデルになったサメなんですよね!いわゆる人食いザメというやつです。
皆さんが人生で一度はやったコトがある、デーデン、デーデン、の音楽に合わせて手を背びれに見せて近づくやつ。実はそれこそがホホジロザメなんです。知らないうちにホホジロザメの形態模写をしていたんですね~。

むちゃくちゃ怖い。口開き過ぎ。
なんでこんなに怖いのか、ホホジロザメの基本性能を見ていきましょう。
ホホジロザメ:基本情報
- ネズミザメ目ネズミザメ科
- 学名:Carcharodon carcharias
- 英名:Great white shark
- 分布:亜熱帯から寒冷海域,地中海,日本近海ほか
- 映画「JAWS」のモデルになったサメ
- 凶暴で攻撃的な、いわゆる人食いザメ。
- 沖合や沿岸部の表層域に生息。水深は250mくらいまで。
- 食べ物は魚類、海鳥類、アザラシなどの哺乳類、クジラの死骸など。
主に表層海域に生息しています。昼行性なので、人間と接触することもしばしば。
ネズミザメ科ホホジロザメ属にはホホジロザメの1種のみとなっております。
ネズミザメといえば、共通してクリっとネズミみたいな目をしているのが特徴ですね。
それにしても、捕食対象が魚類に留まらず鳥やアザラシまでいくとは。強さがうかがえますね~。英名でグレートホワイトシャークと言うくらいですから、それはもうグレートだぜ。
そんな凶暴で強いイメージのホホジロザメですが、実はこんな悩みがあるんです!
IUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧種に指定しています。
その個体数はどんどん減ってきているんですね。
ホホジロザメの特徴は?

ではこの凶暴なホホジロザメにはどんな特徴があるのでしょうか?気になる所をまとめてみました!
知能が高い!
ホホジロザメは魚類の中でも高い知能を持つと言われています。
最初に1度噛みついた後、相手が出血多量で弱るのを待ったりするんだとか。怖いですね~。
狩りにおいても、今までの経験を学習して戦法を変えるなど、間違いなく頭が良いサメですね。
奇網により体温を高く保つことが出来る
奇網とは、運動で生じた熱を効率良く回収し、体温を高く保つ事が出来るシステムのことです。
筋肉で生じた熱が静脈に移動する際、動脈にも熱が伝わる、という仕組みです。非常に細かい静脈と動脈が近接し、血流が互いに逆方向に流れていることによって成り立っています。
こういった能力があるため、冷たい海域でも活発に泳ぐことが可能になっているらしいです。進化って凄い。
他のサメやマグロなどもこの奇網を持っているため、長距離を力強く回遊することが可能となっているんですね~。
ジャンプ力が高い!
ホホジロザメは、海面から体が丸々出るほどジャンプをします。
海面付近の獲物に下から猛スピードで噛みつき、咥えたまま海上にジャンプするなど、その運動能力はまさに最強のサメです。
その他にも海鳥も食べるので、水中に生きる生物以外も油断できませんね。
子宮ミルクを分泌する
ホホジロザメは妊娠初期に、子宮内壁から大量の子宮ミルクを分泌し子供を育てます。
いわゆる、授乳をおこなっているんです。
これはマンタなどに見られる特徴でしたが、子宮ミルクがサメにもあることが初めて分かったのは、なんとホホジロザメなんです。びっくりですよね。
ホホジロザメは大体1.1~1.6mで生まれ、最大で5~6mほどになります。
ホホジロザメの豆知識

サメといえば、映画の影響や実際の事件などから「凶暴」のイメージがすっかりついてしまっています。
しかし実際、人間に危害を加える恐れがあるサメは、全体の約1割にも満たないんです。もちろん、1割だからといって危険ではないということではありませんが。
現在世界中で発見されているサメは500種類以上で、9割以上は臆病だったり危害を加える可能性が
低いサメなんです。もちろん、イレギュラーな事もあるとは思いますが、この世界にはかわいいサメもたくさんいるのです!
ホホジロザメは圧倒的に危険で凶暴ですけどね(笑) 見つけたら絶対に逃げて下さい。
名前の由来は?
名前の由来は頬が白いのでホホジロザメ。そのままですね。ホオジロザメと呼ばれることもあります。「ホホ」でも「ホオ」でもどちらでも良いらしいですよ。
このホホジロザメは別名「白い死神」なんて異名がついています。死神が黒いという概念を覆してきました。
歯はどんな感じ?
ホホジロザメの歯は鋭利な三角形。
長さ6センチ前後で、歯の縁はのこぎりのようなギザギザになっています。さすがです。
諸説ありますが、サメの歯は約10日ほどで生え替わると言われています。
仕組みとしては、使っている外側の歯のすぐ後ろに予備の歯が数本順番待ちしており、使っている歯が抜け落ちると予備の歯が外側へと移動し、その歯が起き上がる、という仕組みです。エスカレーターなどに例えられていますね。
どんな仕組みやねんとツッコミたくなるほどの能力。移動し起き上がる、というのが意味が分かりません。凄いですよね。僕の歯は起きっぱなしだっていうのに。
ホホジロザメに天敵はいるの?
さて、こんなに凶暴なホホジロザメにも天敵なんかいるのでしょうか?


なんと水族館でもおなじみのシャチ先輩が天敵なんです。海のギャングと呼ばれるだけありますね。
ホホジロザメより強いって、だとしたらシャチ最強じゃん?
ホホジロザメが狩場にしている海域にシャチが数匹でも入ってくると、すぐさま察知してその海域を逃げ出すほど危険を感じているみたいです。
しかもその海域には当面の間近づかないほどです。
でも確かに自分を食べる生物が来たら、全てを捨ててでも命を守りますよね(笑) そういった判断の早さから、ホホジロザメの頭の良さをうかがえます。
一方知能の高いシャチは、好物であるサメの肝臓だけを食べて他の部分は捨てるといった、何ともおぞましい食べ方をすることもあるそうです。
ホホジロザメの肝臓は栄養価が高い為、頭の良いシャチはそれを分かって食べているんでしょうね。
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