今回は岡山県鏡野町の奥津荘「奥津温泉」に行ってきました!
この温泉は名泉「鍵湯」がある、かなりおすすめの温泉です!温泉好きな方もそうでない方も、違いが分かる温泉だと思います。
元々川底だった場所にそのまま浴槽が作られているため、足元から源泉が常に湧き出てくるんです。こんな温泉、なかなか無いと思います。僕は大満足でした!
奥津温泉レビュー~自然豊かな場所にある奥津荘~
奥津温泉の泉質自体も間違いないのですが、なにより雰囲気が素晴らしいんですよね。すぐ横には川が流れていて、駐車場から奥津荘までの間に「良い場所にきたなぁ!」と実感します。
川の隣には無料の足湯スポットがあります。非常に気持ちいいのですが、川の流れが速すぎて音も大きいのでゆっくり落ち着くことは出来ませんでした(笑)
この川沿いには、奥津温泉を愛した歌人たちが歌を詠んだ「歌の小径」と呼ばれる道があるらしいです。
昔はこの辺りも温泉街として栄えていたらしいですね。温泉街がどんどん無くなっていくのはとても悲しいので、なるべく足を運ぶようにしています。
駐車場から1分くらい歩くと、奥津荘に到着しました。「荘津奥」と書いてあるところから歴史を感じますね。
それにしてもこの佇まい、素晴らしいですよね。若い年代の人たちにこそ来て欲しい。かなり良い雰囲気ですよ。
奥津温泉レビュー~新古を感じられるお洒落な雰囲気~
玄関に入った瞬間、絶対に良い宿だという事が分かるんですよね。古い感じも残っているのにお洒落で綺麗、という感じです。ラウンジもかなり良い感じです。
広い玄関で靴を脱いで、まずは入浴料を支払います。脱衣所にはロッカーが無いとのことで、貴重品は受付で預かってもらいました。受付の方が優しくて素敵な方でした。
奥津荘のこの感じ、僕はめちゃめちゃ好きですね! 古いんだけど、凄く綺麗なんですよね。これだけの建物を、ここまで手入れするのって簡単には出来ないですよね。
本日のお目当て、「鍵湯」は地下にあるんですね。
奥津温泉レビュー~「鍵湯」の由来は?~
階段を下る途中に「鍵湯」の由来が書かれてありました!
どうやら江戸時代の津山藩初代藩主の「森 忠政」が、鍵をかけて一般の人々を入れないようにしてしまったことから「鍵湯」と呼ばれるようになったらしいですね。
独り占めしてしまう程の温泉だったんですね~。他の人にも入らせてあげてよ!と思うのですが時代も時代。今こうして普通に利用できることが嬉しいです。
奥津温泉レビュー~基本情報~
※状況により情報が変更している可能性があるので、詳しくは公式HPをご覧ください。
日帰り温泉:基本情報
- 営業時間【日帰り温泉】:10時45分~14時30分(最終受付14時)
- 入浴料:大人(中学生以上)1000円、小人(3歳以上)500円
- 定休日:不定期
- お風呂の種類:内湯
- 貸切風呂:有り
ここで一つ注意点なんですが、日帰り温泉は14時が最終受付になっているのでそれ以降に来ても残念ながら入ることが出来ません。
宿泊したらいつでも入浴できるとは思いますが、日帰り温泉の場合は意外と入浴できる時間が短いので、早めに行くことをおすすめします!
日中、男湯は「鍵湯」で女湯は「立湯」で夜からは逆になるみたいですね。
奥津温泉レビュー~泉質~
- 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
- PH値:9.1
- 湧出量:約247ℓ/分
- 源泉温度:42.0℃
- 無色透明、無味無臭
- 吉井川の川底をそのままにした浴槽
- とろとろ系の温泉
- 地下から自然と湧き出る源泉「足元湧出」
奥津荘「鍵湯」の最大の特徴と言えば、全国的にも珍しい「足元湧出」だと思います!奇跡の名湯などと呼ばれているそう。
この奥津温泉は元々、吉井川の川底だったらしいですが、その源泉が湧き出ている場所に浴槽を作ったとのことです!そのため常に源泉が足元から湧き出ていて、新鮮なお湯に浸かることが出来るんですね~。凄い発想!
浴槽に入ったら分かりますが、本当に岩場がまるまる浴槽になっている感じなんです!僕は入った瞬間足がとられそうになったので、入浴の際はゆっくり入った方が良いですよ。思ってる以上にごつごつしています(笑)
泉質はこの辺に多いとろとろ系の温泉でした。ただ、身体の芯から温もる感じは他の温泉よりあるような気がしますね。
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