一眼レフ、買ったのはいいものの、何がなんやら分からない!覚えることが有りすぎて難しい!
そんな感覚に陥っていないでしょうか?
実際あまり知識を入れずに一眼レフを購入した人も多いと思います。僕もその中の一人でした。
知識ゼロで買ってしまったので、さぁ何から覚えていいか分からない!
ということで、カメラ初心者の僕が最初に勉強した、基本的な事を簡単にまとめてみました!
初心者向けにまとめていますので、ぜひご覧ください。
シャッタースピードとは?
カメラ初心者でもダイヤルを回せば簡単に調整出来る、シャッタースピード。
では実際にシャッタースピードとはなんのことなのでしょうか?
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のこと。
なるほど、シャッタースピードとはシャッターの開閉スピードによって変わる、シャッターが開いている時間のことを指すことが分かりました。
ではシャッタースピードの速度の違いによって、どういった違いが生まれるのでしょうか?
ということで、下記のようにまとめてみました!
この1/2とか1/2000はつまり、シャッターが開いている時間(秒)の事なんです!
1/2000秒=0.002秒ということになりますので、本当に一瞬ですよね!
シャッタースピードが速いということは、シャッターが開いている時間が短くなるので、
- 光を取り込む時間が短くなる。
- 被写体の「一瞬」を撮影することが出来る。
- 昼など明るい場所では、速いシャッタースピードでも十分光を取り込める。
- 一般的に1/500秒以上で高速とされる。
ということになりますね。
逆に夜など暗い場所で、速いシャッタースピードで撮影すると十分に光が取り込めないので真っ暗な写真になってしまうんですね。
また、シャッターが開く時間が一瞬になればなるほど、写したい景色もその瞬間が撮影される!ということですね。
では逆にシャッタースピードが遅ければどうなるのでしょうか?
- 光を取り込む時間が長くなる。
- 被写体の「動き」を撮影することが出来る。※ブレやすくなる!
- 夜などの暗い場所では、シャッタースピードを遅くしないと光が十分に取り込めない。
- 一般的に1/30秒以下で低速とされる。
なるほど、被写体の動きを表現したい時はシャッタースピードを遅くすればいいんですね!
だけど撮影シーンが昼間だった場合、光を取り込みすぎて写真が真っ白になりそうですが?
しかも長くシャッターが開いているという事は、その間に手ブレしてしまう可能性が高くなります。
これを解決するにはもう少し知識が必要そうですね。
F値(絞り)とは?
さて、僕は綺麗な写真を撮りたくて一眼レフを買ったのですが、なんといっても背景をぼかした、一眼レフっぽい良い感じの写真を撮ってみたい!と思いチャレンジしてみることに!
でも背景を良い感じにぼかすにはどうすればいいのでしょうか?
その答えはズバリ、F値(絞り)です!
F値(絞り)を調整すると、ピントの合う範囲を調整出来る。
では実際、絞りとはどこのことなんでしょうか?
まずは分かりやすく、外観からココ!という感じの写真です↑
なるほど、レンズ内の穴の事っぽいですが、もう少し詳しく見てみましょう!
おぉ!穴の大きさが変わっている!初心者目線でも光を取り込む量が違うのが分かりますね!
ではこの「絞り」を調整するとどうなるのでしょうか?
まずは絞りを開いたらどうなるか?
「絞り」を開くという事は、「F値」を小さくするという事ですね!
- ピントの合う範囲を狭くし、前後のぼけを大きく出すことが出来る。
- 光を取り込む量が増える。
- 被写界深度が浅くなる。
なるほど、一眼レフらしいぼけのある写真を撮るにはF値を小さくすれば良いことが分かりました!
そしてF値を小さくするという事は、絞りが開く(穴が大きくなる)ということなので、光を取り込む量が多くなる。という事になりますね。
という事は、前の項目で勉強した「シャッタースピード」を速くしても、絞りが開いていると光を十分取り込めそうな気がしますね!
つまりカメラとは、F値を小さくするとシャッタースピードが速くなり、
逆にF値を大きくするとシャッタースピードが遅くなるという関係性になっているんですね!
この関係性を意識すると、理想のぼけ感と明るさに調整出来そうな気がしますね!
では次に、絞りを絞ったらどうなるのでしょうか?
「絞り」を絞るという事は、「F値」を大きくするという事ですね!
- ピントの合う範囲を広くし、前後のぼけの少ない写真を撮ることが出来る。
- 光を取り込む量は少なくなる。
- 被写界深度が深くなる。
ここはぼかしたくないな、といった場面ではF値を大きくすればいいんですね!
背景などもしっかり写したい、風景などを撮影する時ですね。
つまり、ピントを合わせた場所の前後をどのくらいぼかしたいか?でF値は変わってくるということになります。
ピントが合っている範囲が狭い(F値が小さい)場合を、被写界深度が浅いと言い、
ピントが合っている範囲が広い(F値が大きい)場合を、被写界深度が深いと言います。
シャッタースピードとF値(絞り)を上手くコントロール出来ると、良い写真を撮れそうですね!
ISO感度とは?
初めて暗い場所で撮影した時、シャッタースピードとF値(絞り)の調整をしても上手く撮れない!
カメラ初心者の僕はこういった現象に陥りました。
フラッシュを使うとなんだか思い通りの写真にならないし…ということで、
フラッシュを使わずに暗い場所で明るい写真を撮るにはどうすればいいのでしょうか?
その問題を解決するのは、ISO感度です!
ISO感度とは、イメージセンサーが捉える光の度合いのこと。
イメージセンサーとは、光を電気信号に変える場所(半導体)の事で、撮像素子とも呼ばれています。
ISO感度を上げるということは、イメージセンサーで受け取った光の、電気信号を増幅させるということです。
カメラが捉えた光を電気信号に変えているとは知らなかったですが、簡単にいうと、
暗い場所ではISO感度をあげればシャッタースピードを速くしても明るい写真が撮れる。
ということですね。これにより暗い場所でのシャッタースピードによる手ブレ問題は解決しましたね!
さらにもっと感覚的に説明すると、ISO感度を上げるほど、撮影した写真全体が明るくなっていく。ということですね!
しかしこのISO感度を上げすぎるとある弊害が生まれてくるんです。
なるほど、電気信号に変えているがゆえに、増幅させすぎてしまうとノイズが発生するんですね。
まとめると一眼レフで上手く撮影するには、シャッタースピードとF値(絞り)、そしてISO感度を、
自分の撮りたい写真になるように調整することがポイントなんですね!
露出とは?
さて、これまでの項目で勉強した事をまとめると下記の3つでしたね!
- シャッタースピード
- F値(絞り)
- ISO感度
この3つの要素が、写真を上手に撮るうえで必要になってくるのですが、これらを勉強していると必ず目にする「露出」という言葉。これは一体なんのことなのでしょうか?
「露出」とはシャッタースピード、F値(絞り)、ISO感度で決まる写真の明るさのこと。
つまりこの3つの要素を組み合わせた時に取り込まれる光量のことですね。
明るすぎず暗すぎない、肉眼に近い明るさの状態を適正露出といいます。
オートモードなどで撮影する場合は、カメラが適正露出を決めてくれるのですが、実際に撮影してみると「もっと明るい方がいいなぁ」と思う事もありますよね。
自分が狙う写真になるように露出を上げたり、露出を下げたりすることを露出補正と言います。
視野率~%とは?
カメラによって視野率100%や98%、95%など書いてありますが、これってどういうことでしょう?
視野率とは「実際に撮影される範囲」と「ファインダーから覗いて見える範囲」の差の比率。
簡単に言うとこういう事みたいですが、もっと分かりやすくすると下のようになります。
ファインダーを覗いて撮影すると、見えてない外側の範囲も写ってしまうということなんですね!
例えば視野率95%のカメラで「ここだ!」と思って撮っても、「あれ?写してないものが写ってる!」となる可能性があるということ。
つまりファインダー視野率100%のカメラだと、ファインダー越しに見えた範囲すべてが、そのまま撮影できるということなんです。
視野率を計算して撮影出来れば問題ないですが、僕にはちょっと難しそう。
もちろん、別にそんなの気にならないよ!と思えば視野率は気にしなくて全然OKですよね。
実際、僕にカメラを教えてくれた先輩も視野率が一つのきっかけで、視野率95%のNikon D5600から視野率100%のNikon D7000に替えていました。
詳しい記事は下記にリンクを張っておきますので、ぜひご覧ください!
【今更D7000?!】10年落ちの一眼レフカメラってどうなの?使える?撮った写真をD5600と比較!
ホワイトバランスとは?
普段スマホで撮影する時にも、一度は見たことがあるこのホワイトバランス(WB)という言葉。
これを調整してみると写真全体の色が温かくなったり、青白くなったり。
ではこのホワイトバランス(WB)とは一体、なんのことなのでしょうか?
ホワイトバランス(WB)とは、白色を基準として写真全体の色調を補正すること。
通常オートモードで撮影すると、ホワイトバランスもオートで調整され、より自然に近い色味になるように撮影されますが、自分のイメージと違う事もありますよね?
もう少し青みがかったシャープな写真を撮りたい!とか、もっと温かみのある写真にしたい!とか。
そんな時にホワイトバランス(WB)を変更すると、写真全体の色合いを調整することが出来るんです。
カメラに元々セットしてある、ホワイトバランスのモードを変更するだけで色味がかなり変わります。
「電球」「蛍光灯」「晴天」「曇天」「晴天日陰」など様々なシーンセレクトが出来る他、自分で微調整した数値をセットさせておくことも出来ます。
撮りたい理想の写真は人それぞれ違うので、ホワイトバランスを調整して、自分のイメージに近い写真を撮影していきたいですね!
続いてはRAW現像に挑戦してみましょう!
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